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主張文

主張文を書こう③

主張文を書こう③大会に参加して思うこと。 書いた主張文を用いて市の弁論大会に出場することがある。大会という名目上、評価や賞が関わってくる。しかし、何事もそうだが作品に優劣をつけるというのは難しいものである。 弁論はさまざまな要素で審査が行わ...
主張文

主張文を書こう②

違和感がアイデンティティに 前回の記事で、アイデンティティに関する主張文に対して抱いているジレンマを書いた。しかし、どうしても生徒たちの経験は言語化するとアイデンティティに繋がる。ふとした時に、「日本人ではない」という理由で覚える『違和感』...
雑記

雑記②「思い出のマーニー」

映画『思い出のマーニー』なぜ「よくわからない」のか。金曜ロードショーで『思い出のマーニー』が放送される。私にとってはここ最近のジブリ映画では一番好きな作品だが、割と周りの評判は悪い。学生達にも評判が悪い。理由は「よくわからない。」が多かった...
雑記

雑記①劇団四季・イギリス版・映画「CATS」

ミュージカル「CATS」が映画化したので観にいった。映画よりも前に、高校生のころに従姉に連れられて劇団四季を観にいったのが、私と「CATS」との初めての出会いだ。イギリス版のDVDも購入して楽しんでいるので、簡単に作品についての解説と、映画...
主張文

「主張文を書こう」①

「主張文を書こう」①題材選び 中学三年生、一学期の期末に主張文を書く教材がある。我が校では、三年生全員に書かせて、11月の「中学生弁論大会」と「人権作文コンテスト」に送る作品を選抜する。 主張文を書くにあたって、まずは構成から教えていく。「...
読書感想文

読書感想文⑥「蜜蜂と遠雷」

恩田陸「蜜蜂と遠雷」2017年に出版されてから、今でも本屋の店先に並んでいる話題の本だ。直木賞と本屋大賞も受賞し映画も放映され、今の日本を代表する本の中の一冊だと思う。以前から友達に勧められていたのだが、作家の恩田陸さんの作品は『六番目の小...
俳句

俳句①「河東碧梧桐と高浜虚子」

河東碧梧桐と高浜虚子」俳句を習うのは中学3年生だ。松尾芭蕉や正岡子規、与謝蕪村、小林一茶などの有名どころを習う。この中で名前のインパクトが一番大きいのが「河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)」だ。まず生徒たちは読めない。さらに、どうみてもペン...
木下順二「夕鶴」

木下順二「夕鶴」③

木下順二「夕鶴」③「つう」=「愛」に対する憧れ前回の記事で、この作品が「愛と欲」を持つ人間を描いた作品であり、その「欲」に対する「つう」の怒りは観客全員に向けられたものだ、と書いた。今回は「愛」について書こうと思う。登場人物たちは「欲」のあ...
木下順二「夕鶴」

木下順二「夕鶴」②

木下順二「夕鶴」②「つう」への違和感、「観客」の立ち位置。 「つう」は「愛の世界」の住人である。「つう」は「愛」しか知らない。だから彼女の言動は生徒たちに「ヤンデレ」として映る。しかし、私が最初に感じたように、「つう」に対して同情できる気持...
読書感想文

読書感想文⑤ 上田岳弘「ニムロッド」

  「誰かの意図」に支配された世界 この小説はビットコインについての話だが、実際にビットコインについて書かれない。それもそのはずで、「ビットコイン」はそもそも「存在しない」から書くことができない。 一昔前の近代は「経済」を描写することが可能...
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