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志賀直哉「清兵衛と瓢箪」

志賀直哉「清兵衛と瓢箪」②

「作者からのネタバレ」「清兵衛と瓢箪」の冒頭部を少し長いが引用したい。「これは清兵衛という子供と瓢箪との話である。この出来事以来清兵衛と瓢箪とは縁がきれてしまったが、間もなく清兵衛には瓢箪に代わる物ができた。それは絵を描くことで、彼はかつて...
志賀直哉「清兵衛と瓢箪」

志賀直哉「清兵衛と瓢箪」①

「清兵衛という少年」志賀直哉は「小説の神様」と呼ばれている。短編は読みやすく内容もあらすじを追っていくだけなら簡単なものが多い。しかし、人間なら生きているうちに必ずどこかで感じる疑問や理不尽さがその中に詰め込まれている。そしてそれが、冬の日...
芥川龍之介「蜘蛛の糸」

芥川龍之介「蜘蛛の糸」③

「作者の位置」「蜘蛛の糸」を読んで生徒たちに感想を言わせると、「~なのでございましょう」「おぼし召されたのでございましょう」などの文体が気になる、という生徒が表れる。確かに今までの小説にはない独特の言葉遣いである。生徒にどのような特徴がある...
芥川龍之介「蜘蛛の糸」

芥川龍之介「蜘蛛の糸」② 

「犍陀多が蜘蛛を助けた理由=お釈迦様が犍陀多を助けた理由」「蜘蛛の糸」を読んだ後、生徒に疑問に思うことを尋ねる。すると、必ず出てくるのが、「犍陀多は大泥棒なのになぜ蜘蛛を助けたのか」という問いだ。犍陀多は「人を殺したり家に火をつけたり、いろ...
芥川龍之介「蜘蛛の糸」

芥川龍之介「蜘蛛の糸」①

犍陀多は「悪」なのか芥川龍之介の代表作である短編、「蜘蛛の糸」。まずはあらすじを簡単に述べておく。悪事を働き地獄に落ちた犍陀多(カンダタ)が「蜘蛛を助けた」という一つの善行のため、お釈迦様によって、地獄から抜け出るチャンスを与えられる。彼は...
宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」

宮沢賢治 「セロ弾きのゴーシュ」④

「自己の努力と他人の意見」今回で「セロ弾きのゴーシュ」に関する投稿は最後になる。(また思いついたら付け足すが。)最後はゴーシュの「これから」について書きたい。ゴーシュは一番下手だが、それは彼が練習をさぼっていたわけではない。練習場でも最後ま...
宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」

宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」③

「冷静と情熱の間」「三毛猫」は最初に来て、生意気な発言を繰り返し、ゴーシュを怒らせる。怒ったゴーシュは「三毛猫」をこらしめようと、『印度の虎狩り』(架空の曲)を勢いよく演奏する。その激しさに驚いた「三毛猫」は慌てふためいてゴーシュに許しを乞...
宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」

宮沢賢治 「セロ弾きのゴーシュ」②

「野ねずみの役割」「セロ弾きのゴーシュ」は、下手だったゴーシュが動物たちの影響を受けて、最後には上手くなっていた、というのが基本のあらすじだ。ゴーシュが下手な理由は最初から三つで提示されている。それは冒頭で楽団の楽長が指摘するセリフで示され...
宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」

宮沢賢治 「セロ弾きのゴーシュ」①

「朗読を通してみるゴーシュの心理」日本語授業の「全文通読」の時間は楽でもあるがしんどくもある。前日の授業準備は楽だ。教材によっては読むだけで45分を埋めることができる。しかし、実際に読んでいる時間はなかなかの苦行だ。45分間、字を追って声を...
草野心平「いぼ」

草野心平「いぼ」

「今年もいぼがえるを迎えて」『いよう ぼくだよ 出てきたよ いぼがえるだよ ぼくだよ』中学一年生、日本語最初の授業で習うのは草野心平の詩『いぼ』である。この詩を教えるとき、私は一番明るいピンクのチョゴリ(朝鮮の民族衣装)を着る。もう私の年齢...
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