スポンサーリンク
茨木のり子「自分の感受性くらい」

茨木のり子「自分の感受性くらい」①

茨木のり子「自分の感受性くらい」①「他人を批判するということ」 茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」は中学二年生の三学期に習う。生徒たちは最後の「ばかものよ」というフレーズが印象に残っているらしく、上の学年にいっても「ばかものよ」の詩、と...
読書感想文

読書感想文③ アンソニー・ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」(MAGPIE MURDERS)

アンソニー・ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」(MAGPIEMURDERS) 年末はどの界隈でも、一年の中で最も優れたものが選出され賞が贈られる。それは出版業界でも例にもれず、優れた本には賞が発表される。私はもともとミステリーが好きなので、毎...
山本周五郎「経済原理」

山本周五郎「経済原理」③

「作者の位置」 前回の記事で「わたし」と「少年たち」が「経済」の関係の中で、お互い信頼できずに苦しんだ話をしたが、この「経済」を持ち込んだのは、作品の中で「わたし」の方だったと悔いる場面がある。引用する。 「少年たちにこうかつと貪欲な気持ち...
山本周五郎「経済原理」

山本周五郎 経済原理②

「経済原理と仲間意識とプライド」 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!前の記事で「浦粕の人々」は内側の人間は「身内」であり、外部の人間は「商売相手」と書いた。この作品で、作者である「わたし」はよそから来た「外部」...
未分類

来年もよろしくお願いします!

12月は忙しくてほとんどブログ更新ができませんでした。年末年始も更新は難しいと思うので、これが2018年、最後の投稿になります。新しくブログを初めて文章を書くことで、漠然としていたことが整理できたり、作品を読み返すうちに新しい発見もできまし...
山本周五郎「経済原理」

山本周五郎 「経済原理」①

山本周五郎「経済原理」①「作者の位置」教科書では「経済原理」として掲載されているが、山本周五郎の代表作「青べか物語」からの抜粋である。「青べか物語」は、山本周五郎が20代の頃に一年間(作品の中では三年間ということになっている)、千葉県浦安市...
吉野源三郎「人間の悩みとあやまち」

吉野源三郎 「人間の悩みとあやまち」

吉野源三郎「人間の悩みとあやまち」教科書には「人間の悩みとあやまち」というタイトルで記載されているが、近頃、漫画化や映画化もされ再流行している「君たちはどう生きるか」からの抜粋である。以前は一つの題目として習っていたが、数年前の教科書の改変...
近代短歌

短歌① 正岡子規「くれなゐの…」

短歌① 正岡子規「くれなゐの…」「くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる」正岡子規は34歳という短い人生の中でたくさんの俳句、短歌、文芸論などを残し、日本の文学史に大きな影響を与えた人物である。正岡子規の俳句、短歌は教科書の...
読書感想文

読書感想文② 相沢沙呼「小説の神様」

相沢沙呼「小説の神様」また生徒から本を借りた。仰々しいタイトルと若い子の好きそうな表紙から、私だったら買っていないな、と思った。けれどもこのように読む機会をもらえて嬉しい。このように生徒と本の貸し借りが行えて、自分の読書の幅が広がると、単純...
夏目漱石「坊ちゃん」

夏目漱石「坊ちゃん」③ 

夏目漱石「坊ちゃん」③「坊ちゃんと手紙」2年前だったと思うが、「坊ちゃん」を習い終えたあと、生徒たちが内容をどれだけ把握したかを知りたかったのと、「書く」能力を高めるために、「坊ちゃんから清へ」というタイトルで手紙を書かせたことがある。これ...
スポンサーリンク