ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」 ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」④ 「ぼく」はしでかした罪を「エーミール」に謝罪しに行くことになります。しかし「ぼく」は本当に「エーミール」に罪悪感を持っているでしょうか?本当に心から謝罪をしているでしょうか?最後の自分のチョウを潰してしまう「ぼく」の行動はどんな意味があるのでしょうか?「ぼく」の心情について考えてみます。 2022.06.05 ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」
ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」 ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」③ 「ぼく」は「エーミール」のチョウを盗み、その手で潰してしまいます。けれども「ぼく」は「エーミール」のものだから盗んだのではありません。「エーミール」との関係に焦点があたりがちな作品ですが、「ぼく」にとって、チョウを潰すのはどのような意味があったのか、一度考えてみましょう。 2022.04.11 ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」
ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」 ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」② 幼い「ぼく」からの視点でしか語られない「エーミール」。「ぼく」の一方的な視点を取り除いて、「エーミール」という少年について考えてみます。彼の家庭環境、「ぼく」に対する感情。色々な角度から想像して読むと、彼のまた違う一面が見えてきました。 2022.02.19 ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」
ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」 ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」① 生徒たちが教科書で習う教材のなかで、一番強烈なインパクトを残す作品です。タイトル通り「少年の日の思い出」の描写が、まぶしく、痛々しい作品ですが、今回は話の導入部分に注目をあてました。語り手である「ぼく」は大人になって、どのように「少年の日の思い出」と向き合っているのでしょうか。光と闇の描写から考えていきます。 2021.10.04 ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」
魯迅「故郷」 魯迅「故郷」④ 「閏土」との再会によって「故郷」に失望した「わたし」。彼はどのように「故郷」と別れを告げたのか…。魯迅は『故郷』という作品に彼の決意を込めました。幻想ではなく「現実」に向けて、彼の「希望」は今も人々に受け継がれています。 2021.05.13 魯迅「故郷」
魯迅「故郷」 魯迅「故郷」③ ついに「わたし」は「美しい故郷」の思い出である「閏土」と再会します。しかし、彼との再会は「わたし」に「現実」の過酷さをつきつけることになりました。なぜ「閏土」は沈黙するのか、なぜ「わたし」も沈黙するのか。「現実」と向き合うというのはどういうことなのか、考えて読みたいと思います。 2021.04.06 魯迅「故郷」
魯迅「故郷」 魯迅「故郷」② 「美しい故郷」を「閏土」との思い出によって取り戻した「わたし」。「わたし」にとって「閏土」はどのような存在だったのか。また「美しい故郷」とは「わたし」にとって何だったのか。二人の少年時代を振り返りながら、読みを深めていこうと思います。 2021.04.04 魯迅「故郷」
魯迅「故郷」 魯迅「故郷」① 中国の小説家、魯迅の書いた「故郷」。この作品は「わたし」が「故郷」に初めて向き合う話です。冒頭部分で「わたし」は「故郷」をどう見ていたのか。「美しい故郷」とは一体何なのか。「わたし」が目覚めるまでの曖昧な感覚を読んでいきます。 2021.04.02 魯迅「故郷」
読書感想文 読書感想文④ 深緑野分「ベルリンは晴れているか」 深緑野分「ベルリンは晴れているか」 2018年度「本屋大賞」3位を受賞した作品だ。普段あまり最近の小説を手に取らないが、この小説は大学時代の友達からオススメされて読んだ。第二次世界大戦後のドイツを舞台に、被害者側、加害者側の二つで... 2019.05.08 読書感想文
読書感想文 読書感想文③ アンソニー・ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」(MAGPIE MURDERS) アンソニー・ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」(MAGPIE MURDERS) 年末はどの界隈でも、一年の中で最も優れたものが選出され賞が贈られる。それは出版業界でも例にもれず、優れた本には賞が発表される。私はもともとミステリーが好... 2019.01.31 読書感想文