魯迅「故郷」 魯迅「故郷」③ ついに「わたし」は「美しい故郷」の思い出である「閏土」と再会します。しかし、彼との再会は「わたし」に「現実」の過酷さをつきつけることになりました。なぜ「閏土」は沈黙するのか、なぜ「わたし」も沈黙するのか。「現実」と向き合うというのはどういうことなのか、考えて読みたいと思います。 2021.04.06 魯迅「故郷」
魯迅「故郷」 魯迅「故郷」② 「美しい故郷」を「閏土」との思い出によって取り戻した「わたし」。「わたし」にとって「閏土」はどのような存在だったのか。また「美しい故郷」とは「わたし」にとって何だったのか。二人の少年時代を振り返りながら、読みを深めていこうと思います。 2021.04.04 魯迅「故郷」
魯迅「故郷」 魯迅「故郷」① 中国の小説家、魯迅の書いた「故郷」。この作品は「わたし」が「故郷」に初めて向き合う話です。冒頭部分で「わたし」は「故郷」をどう見ていたのか。「美しい故郷」とは一体何なのか。「わたし」が目覚めるまでの曖昧な感覚を読んでいきます。 2021.04.02 魯迅「故郷」
読書感想文 読書感想文④ 深緑野分「ベルリンは晴れているか」 深緑野分「ベルリンは晴れているか」 2018年度「本屋大賞」3位を受賞した作品だ。普段あまり最近の小説を手に取らないが、この小説は大学時代の友達からオススメされて読んだ。第二次世界大戦後のドイツを舞台に、被害者側、加害者側の二つでは割り切れ... 2019.05.08 読書感想文
読書感想文 読書感想文③ アンソニー・ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」(MAGPIE MURDERS) アンソニー・ホロヴィッツ「カササギ殺人事件」(MAGPIEMURDERS) 年末はどの界隈でも、一年の中で最も優れたものが選出され賞が贈られる。それは出版業界でも例にもれず、優れた本には賞が発表される。私はもともとミステリーが好きなので、毎... 2019.01.31 読書感想文
山本周五郎「経済原理」 山本周五郎「経済原理」③ 「作者の位置」 前回の記事で「わたし」と「少年たち」が「経済」の関係の中で、お互い信頼できずに苦しんだ話をしたが、この「経済」を持ち込んだのは、作品の中で「わたし」の方だったと悔いる場面がある。引用する。 「少年たちにこうかつと貪欲な気持ち... 2019.01.14 山本周五郎「経済原理」
山本周五郎「経済原理」 山本周五郎 経済原理② 「経済原理と仲間意識とプライド」 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!前の記事で「浦粕の人々」は内側の人間は「身内」であり、外部の人間は「商売相手」と書いた。この作品で、作者である「わたし」はよそから来た「外部」... 2019.01.07 山本周五郎「経済原理」
山本周五郎「経済原理」 山本周五郎 「経済原理」① 山本周五郎「経済原理」①「作者の位置」教科書では「経済原理」として掲載されているが、山本周五郎の代表作「青べか物語」からの抜粋である。「青べか物語」は、山本周五郎が20代の頃に一年間(作品の中では三年間ということになっている)、千葉県浦安市... 2018.12.11 山本周五郎「経済原理」
吉野源三郎「人間の悩みとあやまち」 吉野源三郎 「人間の悩みとあやまち」 吉野源三郎「人間の悩みとあやまち」教科書には「人間の悩みとあやまち」というタイトルで記載されているが、近頃、漫画化や映画化もされ再流行している「君たちはどう生きるか」からの抜粋である。以前は一つの題目として習っていたが、数年前の教科書の改変... 2018.11.26 吉野源三郎「人間の悩みとあやまち」
読書感想文 読書感想文② 相沢沙呼「小説の神様」 相沢沙呼「小説の神様」また生徒から本を借りた。仰々しいタイトルと若い子の好きそうな表紙から、私だったら買っていないな、と思った。けれどもこのように読む機会をもらえて嬉しい。このように生徒と本の貸し借りが行えて、自分の読書の幅が広がると、単純... 2018.11.03 読書感想文